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2018.08.7
ジョエル・ロブション氏を偲んで

 

2018年8月6日、ジョエル・ロブション氏は73歳の生涯を終えられました。

 

1945年に、フランス西部のポワティエ市に生まれ、15歳で料理人の修行に入ってから、各所で研鑽を積み、

31歳でM.O.F.(フランス国家最優秀職人章)を獲得。36歳で独立し、パリ16区に「ジャマン」を開店。

3年後の39歳の頃、史上最短でミシュランの3つ星を獲得しました。

 

1994年、故郷ポワティエの石材を切り出し作られた、特別なシャトーレストランを恵比寿に誕生させ、

2003年に六本木に新しい試みとして、カウンタースタイルのフレンチレストランの一号店をオープンさせました。

その類まれな発想はいずれも前例がなく、中でも日本は彼にとって常に挑戦の場でもあり、レストラン・カフェ・パティスリー・ブランジュリーと全9店舗を展開し、同ブランド中、世界で最大の事業規模に育て上げました。

 

20世紀最高の料理人として賞賛され、32個ものミシュランの星を持つ世界で唯一のジョエル・ロブション氏の真の姿は、実に厳格で緻密でした。

 

彼のフランス料理の教えは私たちに技術として、また精神にも宿り、今日も変わることなくフレンチの頂点を目指し、追求、革新を続けています。

 

私たちはジョエル・ロブション氏の哲学を更に受け継ぎ、昇華させ、邁進してまいります。

ロブション氏が私たちに望み、そして私たちがすべき唯一のこと、それは「料理は愛」という彼の教えを一皿に込め、今日ご来店くださるお客様に贈ることだと信じています。

ジョエル・ロブション スタッフ一同

【以下、私達が目指すジョエル・ロブションのフィロソフィー】

 

料理は愛から始まる芸術です。
人を愛し、食材を愛すること。
愛情は料理に現れます。
私たちシェフが料理をするとき、まず想うこと。
それは出来上がった料理をお客様が
心より美味しそうに嬉しそうに召し上がってくださる姿です。
絵画や映画など人の心を動かす全ての芸術がそうであるように、
料理もまた、創造するプロセスに厳しさを伴うもの。
時には、不安という壁に閉ざされて、身動きできなくなることもあります。
しかし、お客様のその喜びで輝くような笑顔によって支えられ、
料理がもたらす愛のメッセージによって励まされ、
私たちは常に前に進むことができるのです。
今日も私たちのつくる一皿が、皆様に幸せなひとときを贈ることを願って。
ボナペティ!

ジョエル・ロブション